リンパ腫の発症率
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罹患率とは、人口が10万人であるということにして、そのうちの何人がガンにかかったかをという数値を表す割合を言います。悪性リンパ腫の国内推定罹患率は、1975年では3.58名、2002年では12.20名となっています。白血病が同4.48名→6.80名、多発性骨髄腫が同0.86名から3.23名になっていることを比べてみますと、血液がんの中でも罹患率が比較的大きく上昇しているのがわかります。
年齢調整罹患率とは、高齢者が多いほど病気になる人も多くなってしまうため、対象となる集団が同じ年齢構成として比較できるように調整した数値を言います。悪性リンパ腫の国内推定年齢調整罹患率は、1975年では4.24名、2002年では8.31名となっています。ちなみに年間を通じての悪性リンパ腫の発症率は、人口10万人に対して男性がおよそ9人、女性ではおよそ6人とされているという資料はこの割合を適応したものと考えられます。
白血病が同4.85名→5.00名、多発性骨髄腫が同1.07名→1.90名であるのと比較しますと、国内での高齢化の進展による罹患率の上昇を考慮に入れたとしても、リンパ腫は血液がんの中で罹患率が比較的大きく上昇しているのが一目でわかると思います。
日本では非ホジキンリンパ腫の発症がおよそ9割と大変高く、年齢的には50代以降の発症率が高い傾向にあるようです。一方ホジキンリンパ腫は、20代と中高年層の2世代で発症率が高いという特徴があります。
近年では日本での発症率も高くなっており、高齢化や欧米に近い生活スタイルへの変化、そして診断における様々な技術の進歩に伴い、特にガンの発見率が高くなったことがその最大の理由に挙げられているのです。
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