リンパ腫による黄疸
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悪性リンパ腫は様々なところに転移し、様々な症状を発症します。例えば肺や気管などの胸部にまで広がると、咳が出るようになり、時には呼吸困難になるケースもあります。肝臓に転移した場合は、腹水や、黄疸症状が出ます。ここでは黄疸症状に着目していきます。
黄疸とは特定の疾患ではなく、肝臓などの臓器に疾患が起こった時に、その病気があらわす症状のことをいいます。したがって黄疸があらわす病名はありません。
症状に身体が黄色っぽく見る、排尿の色が濃くなる、目の白目の部分が黄色い色になるなどの症状があります。症状がひどくなると、汗の色まで黄色い色になり、その為に下着や、シャツや肌着が黄色くなることがあります。
黄色くなる仕組みですが、肝臓でつくられる胆汁は、細い胆管を通って、肝臓の下にある胆嚢に一時濃縮されて貯まっていきます。胆嚢に蓄積している胆汁は、胃のなかに食物が入ってくると反射的に胆嚢が収縮して胆汁を出します。押し出された胆汁は総胆管を通って十二指腸の開口部から腸の中に送り出されます。胆汁の流れが阻害されるようになってくると、胆汁は逆に血液の中に一杯に蓄積してしまうこととなり、その結果、血液も胆汁の影響を受けて黄色になり、それに従って皮膚が黄色味を帯びるようになります。症状のひどい黄疸が認められる場合には、全身の倦怠感や疲労感、皮膚のかゆみの症状、感冒様症状、発熱や排尿の色が濃くなるといった症状を伴います。
リンパ腫が肝臓に転移する、あるいは十二指腸に発症するとなどによって、胆汁の流れが阻害さえることがあり、これがリンパ腫と黄疸の関連となります。
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