悪性リンパ腫は完治する
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悪性リンパ腫は白血球のリンパ、つまり血液のガンです。血液ということは全身に血管、そして毛細血管が張りめぐらされているという性質のため、別のリンパ組織や臓器に転移しやすいやっかいな癌と言えるでしょう。また通常の癌と違って外科手術による治療は行えないのが一般的です。そのため悪性リンパ腫は治療によって症状が緩和したとしても、体内から完全にがん細胞がなくなったという保障ができないのが特徴です。そのため医学的には「完治」という呼び方はせず、腫瘍がなくなって症状が出なくなった段階で「寛解」と呼ばれる表現で判断されます。治癒の難しい病気の症状が、一時的あるいは永続的に軽減するか、ほとんど壊滅状態になった状態です。症状がある程度軽くなることを完全寛解、全体としては症状が軽減しても、その状態が不安定の時には不完全寛解といいます。ただし、これらは症状の変化についての表現であり、病気そのものが治癒したという意味ではありません。
そもそも悪性リンパ腫や白血病のような血液・リンパ系の病気は「完治」という言葉を使いません。寛解というように、実質上健常者と変わらない状態を維持できる状態までもっていくことを治療の目的としています。そのため、再発は「常に警戒しなければならない」といった感じになると思います。寛解しても、再燃(再発)の可能性は非常に高く、治療→寛解→維持→再燃→再寛解と言う流れは、リンパ腫に特徴的なものです。
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