リンパ腫の概要
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白血球の成分であるリンパ球が腫瘍状に増殖し悪化したもので、「リンパ球のがん」あるいは「血液のがん」と説明されます。また、リンパ腫に「良性」は存在せず、必ず「悪性」ということになるため「悪性リンパ腫」と表現されます。悪性腫瘍のため放置していると腫瘍は大きくなる一方で、体中のリンパ節に転移し、最終的には死に至ります。
悪性リンパ腫には、約30種類以上の病型(タイプ)があり、予後については一概には言えませんが、日本人に最も多い「び慢性大細胞性B細胞性リンパ腫」は治療によく反応するため、また化学医療の進歩により固形癌に比べ5年生存率は良好といえます。
悪性リンパ腫の主な治療法はR-CHOP療法というものです。これはリッキサンという免疫療法に加えて3種類の抗癌剤シクロホスファミド、ビンクリスチン、アドリアマイシンと1種類のステロイド剤を服用する治療です。
療法の副作用には脱毛があります。アドリアマイシンが脱毛を起こす率が高く、程度の差はありますが、脱毛が起こります。しかし、アドリアマイシンはこの治療法の根幹ですので、外すことは出来ません。その他に、ビンクリチンによる便秘も主な副作用です。
悪性リンパ腫の兆候として、首や脇、足の付け根のリンパ節が腫れるなどの症状が出ることがあります。その際、リンパ腫の場合、痛みが伴わないことが多いのが特徴です。また腫瘍のため、大きくなることはあっても小さくなることはありません。発熱、寝汗、体重減少を伴うこともあります。
気になる点があれば、お近くの内科あるいは耳鼻科で受診してもらいましょう。
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